「ギャップ」の使い方が上手い人と下手な人

「ギャップ」を使って口説くには!?

雑誌や記事で「女性は『ギャップ』にキュンとくる!」という話を聞いたことがあるかと思いますが、これは事実です。上手く使えばとても効果的です。勿論、「洋服チェーンの『GAP』の服を着よう”」という話ではなくて、異性の行動や言動のシーンによる差のことを言っています。

 

しかし、「そうか、どんどんギャップを作ればいいんだな!」「よし、普段はクールな感じにして、一瞬優しい感じを見せよう」などといった単純発想は要注意です。ギャップには「良いギャップ」と「悪いギャップ」があります。

 

良いギャップとは?~ギャップの使い方が上手な人~

口説ける男性は、意識的に、あるいは無意識に、「良いギャップ」を使っています。

 

「良いギャップ」とは何か?それは「下から上」のギャップです。

 

「下から上」のギャップとは、例えば、合コンやデート等、ほぼ初対面の女性に対して、最初は自分の「好感度」をわざと下げて、後から「好感度」を上げるというものです。

 

例えば、口説ける男性は、初対面の際に、無駄に格好つけたり、むやみに良い自分を演じようとしません。むしろ、やや悪い印象さえ与えるようにします。わざとまではいかないまでも、女性に対し「つまらなそう」「口が悪い」「チャラそう」等の印象を与えます。あえてマイナス面を見せるため、女性から「微妙だな」「大丈夫かな、この人」「イマイチ」と思わることもありますが、それで構わないのです。

 

大事なことは、時間が経つにつれて、徐々に自分のプラス面を見せるということです。徐々に普段どおり、又は普段以上の自分を見せていきます。例えば、徐々に口数を増やしたり、話題を増やしたり、ツッコミを増やしたり、徐々に「これ取ってあげるね」「お酒大丈夫?」「階段気を付けてね」などの気遣いを見せたり、最初はチャラそうな雰囲気を出しながら、徐々に真面目に仕事の話をしたり、物事に対する考え方を示したり、徐々に、自身の良い面を出していきます。

 

そうすると、「最初は嫌な人かと思ったけど、実は優しい」、「最初はツマラナイ人と思ったけど、話していて楽しい」、「最初はチャラい人かと思ったけど、意外に真面目」など、その男性に対して、大きな「ギャップ」を感じるようになります。最初は悪印象だったのが、好印象に変わります。

 

これが「下から上」のギャップです。

 

「下から上のギャップ」は、とても効果的です。よく「昔は悪かったのに、今は立派になって感心ね」とか、過去は悪いイメージだったものが良いものになると、物凄く好感度があがります。最初は期待値が低いものだったのが、それを良い方向に裏切られると、物凄く好印象になるという経験があると思います。物凄く辛い状況から、普段通りに戻ると大きな幸福感を得たり、予期せぬことからお金が入って物凄く嬉しかったりなど、期待値が低い又は0からちょっとでもプラスがあれば、人は大きな幸福感や喜びを覚えます。これを活用するのです。

 

 

悪いギャップとは?~ギャップの使い方が下手な人~

一方悪いギャップとは、良いギャップの逆で、「上から下」のギャップです。好感度が高い状態から下がることです。

 

最初だけ物凄く頑張って、格好つけて、自分の良い面をPRして、「楽しそう」と思わせておきながら、時間が経つと、「話がつまらない」「聞いてるだけで疲れる」、最初は「優しそう」と思ったら「全然気が利かない」「意外に偉そう」、最初は「真面目そう」と思ったら「私生活がだらしない」「酔ったらセクハラめいてくる」など、悪い面が後から出てくるパターン、これは「上から下」の悪いギャップです。

 

よく大学デビュー、社会人デビュー、初めての合コン、等において、つい”自分を良く見せよう”、””いつも以上の自分を見せよう”とすると陥るパターンです。

 

そして、「上から下のギャップ」は、悪い意味で大きなインパクトを与えます。

 

以前、タレントの「ベッキー」さんのゲス不倫が話題になりましたが、あれば、普段は元気はつらつ系、清純そう、という好感度が「高い」イメージから、”不倫”という「低い」イメージに下がったため、「ガツカリ」「裏切られた」という負の感情が大きくなったのです。他の方の不倫スキャンダルよりも悪いイメージがつきます。落差が大きすぎたのです。

 

人間は、期待値が高いものに対して、それを下回ったり、それを裏切られると、物凄く悪い印象を持ちます。予期せぬところから入る1万円よりも、予期せぬところで失う1千円のほうが印象に残ります。幸運が重なり、物凄く幸せな状態から普段の状態に戻ると、失望感を覚えます。これが異性に対しても出てくるのです。

 

このように「上から下のギャップ」が与える影響は大きいのです。

 

 

「下から上」なら許される!?

最初に低いイメージを与えていると、相手も色々「許せる」ようになります。例えば、最初にチャラい印象を与えておけば、多少セクハラめいた発言でも、「こういうこと言う人だよね」「また言ってるー」みたいに許されますが、普段真面目なイメージの人が同じことを言うと「そんな人とは思わなかった」「ガッカリした」という印象を与えてしまいます。よく会社内であるセクハラもこんなケースが多いと思います。

 

「許してもらえる自分」を作ると色々と楽になるので、対女性に限らず、色々な場面でも活用できます。

尚、当然ながら、最初から最後まで好印象、「上から上へ」というのが理想です。ほんの一部ですが、それができる人もいます。他人に優しく、一方己を律し続ける「超人」や「聖人」がいますが、普通は中々難しい。そのため、今回のような手法が、多くの方には有効なのではと思います。

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